公開日:2026年9月21日

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「めぶく。」から10年。芸術祭になった前橋のまちなか

第一回「前橋国際芸術祭2026」が開幕した。12月20日まで述べ80日間の会期となる。舞台は群馬県前橋市の中心市街地。アーツ前橋、まえばしガレリア、白井屋ホテル、寺町藝術センター、ハウゼビル、オリオン通り商店街など、20を超える場所に展示が点在する。

テーマは「めぶく。Where good things grow.」。このスローガンは芸術祭のために作られた言葉ではない。2016年に前橋市が田中仁財団との共創推進事業として策定した、まちづくりのビジョンとなる。ドイツのKMS TEAMによる調査で導かれた英文に、前橋出身のコピーライター糸井重里が解釈を加えて生まれた。策定から10年、その節目に立ち上がったのがこの芸術祭にあたる。

実行委員長と総合プロデューサーを務めるのは、ジンズホールディングス代表取締役会長CEOで田中仁財団代表理事の田中仁。前橋出身で、白井屋ホテルの再生をはじめ、私財を投じてまちなかの活性化に取り組んできた人物だ。プログラムディレクターは宮本武典。東京藝術大学准教授、アーツ前橋チーフキュレーター。2014年に山形ビエンナーレを創設し、東北各地でアートプロジェクトを手がけてきた。

前橋国際芸術祭の実行委員長兼総合プロデューサーを務める田中仁
プログラムディレクターの宮本武典

特別共催として株式会社メルコグループ、共催に前橋市。アドバイザーには南條史生、萩原朔美、ヘラルボニーの松田文登、バッファローの牧寛之が名を連ねる。

各会場は、驚くほどコンパクトで、アーツ前橋から寺町藝術センターまで徒歩で2、3分。商店街を抜け、赤レンガの道を歩き、シャッターの降りた通りに入る。作品と作品のあいだに、まちの表情がきゅっと詰まっていて、アートを見ながら街歩きそのものを楽しむことができるだろう。

記者発表会にて、集合写真 撮影:編集部
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